テーマ
“俺、歌やポエムの永遠のテーマは、セックスとデス(死) だと思うんですよ。"
と仰ってると先輩が伝えていました。
確かにそうだと思う。
セックス=性と、死。
生と死とも取れると思った。
でも私は、そんな風に今まで多くの偉人たちが問うてきたテーマについて以外にも考えていきたいと思った。
しかし草野マサムネさんは、それを『永遠のテーマ』と言っているだけで、それだけがテーマであるとは言っていないのが厄介である。
ほんとに的を得ている。
性と生と死、それ以外のこととは逆になんだろうか。
恋は性なのか。
私たちが今生きているということについては、いつも死が隣り合わせにある。
死があるから生がある。
人生についても然り。
じゃあ金はどうだろうか。
私のあとのテーマはお金があるんだ。
朝の満員電車に乗ってるスーツ姿のお兄さんたちは、全員揃いも揃って何の為に毎朝動いてるんだ。
考えてみると異様な光景だ。
じゃあ彼等はどこに行くのか。殆どは会社に行くのだろう。
会社に行って、働いて、お給料を貰う。
みんなみんな、お金の為に動かされてお金の為に動いてるんだ。
高校生の頃、そう思うと酷く怖くなった記憶がある。
みんなお金に動かされている。
それはあるいは妖怪的な存在なのか、
無であるのか。
であるならばみなが無の為動いている。なんと恐ろしいことだろう。
つまり私はなぜ生きているのかを考える上で、死ぬのに、なぜ金を稼ぐ。なぜ計画を立てる。なぜ、、なぜ?という疑問がわんさか湧いてきたりする。
死んだらそれは意味のないものになるのに。宇宙からの視点(というと何とも馬鹿らしいか。)から見るとなんの意味もないように思えるもの。
なぜ金の為に人は動かされるのか。
金の為に安易に人格まで変わる。酷く恐ろしい。
しかし金の怖さはさて置き、サラリーマンたちは
「家で待っている家族の為に動いてる」
というとなんと聞こえが良くなるだろう。
つまり愛だ。
愛が人を動かし、愛が働きの原動力となる。
永遠にそうであって欲しいと願う。
全ては真実の愛であって欲しいと願う。
性もそうだ。
気持ち悪いセックスは無しにして、性欲だけのセックスや誰かが傷付くセックスは無しにして、愛の為だけに動いて欲しい。
世界がそう回れば、私の悩みも、君たちの悩みも少しはマシになるかもしれないし、なくなるかもしれないだろ?
金や性欲やステータスの為に人が動いていると思うとほんとに怖くなるから、教えて欲しい。
僕は愛の為に動いてるよ。僕は、帰りを待つ娘の為に、僕を愛してくれる奥さんの為に働くんだ。
誰か私にそうだと言って欲しい。
じゃないと人生が怖くなる。
なぜ生きているのか怖くなる。
私たちは試されているのかもしれないよ。
なんで動いてると思う?私たちって。
やっぱり原点は生についてに戻ってしまったりするね。
でも他にも疑問なことが私にはいっぱいあるんだ。
人には知らないで死んでいくことが山のようにある。
むしろ、何十年も生きてきて、人間的にはもう限界だと思うところまで生きて、知ってることの方が断然少ないんだ。
悲しいけどね。
沢山の自然のことや世界のことを知りたいと願う。